試合で勝つために必要な「変化をつける打球」の重要性
- 2019.03.21
- 練習メニュー
こんにちは、namakemonoです。
試合で勝つためには、速球だけではなく、多彩なショットを組み合わせることが重要です。
そこで、本日は試合で勝つためのポイントとして、ムーンボールとも呼ばれる「緩いボール」の効果的な使い方とその練習方法についてご紹介していきます。
緩いボールの重要性
私の言う緩いボールは、単なるチャンスボールではなく、トップスピンの効いた、球足の速い山なりのボールです。
このボールは、高い弾道を描くので、着弾してから相手の打点(腰の高さ程度)に入るまでの時間が長く、相手をコートの奥に押しやることができ、攻めにくくさせることができます。
また、相手が打ってから自陣に届くまでの時間が長く、ダブルスの場合は味方の前衛が攻めやすくもなります。
さらに、速球だけでなく遅球を混ぜることで相手のリズムを崩すことができます。皆さんもご経験あるかと思いますが、一定のリズムが続くと慣れてくるのですが、途中で別のリズムを入れられるとリズムが狂い、打球が浅くなったり、ミスをしてしまったりします。
こちらとしても変化をつけて返球することは難しくリスクも高いのですが、その分ポイントできるチャンスが広がっていきます。
緩いボールの効果的な使い方
さて、「相手を奥に追いやる」、「リズムを変化させる」という2つの狙いがある山なりのボールですが、どのようなタイミングで利用するのが良いのでしょうか?
個人的には2つのシチュエーションでよく使います。それは「速球のラリーが3回以上続いた時」と「前衛が積極的に動いてくる時」です。
1つ目の「速球のラリーが3回以上続いた時」はあえて1球スピードを抑えて返球します。そうすることで相手のリズムを崩し、主導権を取りに行きます。
もちろん、先述の通りリスクもありますが、より高いレベルで勝ちに行くには自分から攻めることも必要だと考えます。
2つ目の「前衛が積極的に動いてくる時」ですが、前衛もポーチに出てくる時は速球(低いボール)を狙ってきます。
狙ってる起動以外のボールが来た時反応が遅れます。ましてや高い軌道のボールでは距離も遠くなり、届かないこともしばしばあります。
緩いボールを使い、相手を躱すことで、相手の陣形を崩しチャンスを作ることができます。
以上のように、使いどころを見極め、効果的に利用することで勝利に近づくことができます。
緩いボールの練習方法
では、どのように練習すれば良いのでしょうか?
個人的には審判台やラケットを持った人などをネットとの間に置き、それを超えるように打っていくことが大切と思います。
物理的に目に見える目標を置くことで、打った時の感覚と結果をリンクさせ、質の高い練習にしていくことができます。
Youtubeにちょうど良い動画がありましたのでご紹介します。
こちらはサーブでの練習ですが、今回の練習にも参考にできると思います。
最後に
本日は緩いボール(ムーンボール)のご紹介をいたしました。
テニスを続けていくうえで、速球だけでは勝てなくなる時も出てきます。
本日の記事を通し、少しでも皆様のテニスの幅が広がると幸いです。
ではでは
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